さよならはいわない。

i will never say good-bye,my love

③涙で綴るパパへの手紙

全校生徒をドン引きさせた

父の【みなおは事件】

  

nozomyu.hatenablog.com

 

次の日学校へ行ったら

子供がどんな目に遭うか

予想は付くと思います

 

日曜日の父を模倣し

わざと大きな声で挨拶して来るイヤな奴

 

「あ、PTA会長の息子だ」

遠くからでも聞こえるように話すイヤな奴

 

不登校になるほど

苦しくはなかったけど

 

肩身が狭く感じるような

不愉快な思いをしました

 

やがてほとぼりは冷めますが

 

何かしらのきかっけで

ぶり返されることもあったし…

 

今年の春に父と会ったとき

当時の話になったのですが

 

「俺がPTA会長を務めたばかりに

お前たちが苛めに遭ってしまった」

 

なんて云ってました

 

別に苛められてはいませんでしたよ

 

弟に関しても

そんな噂は聞かなかったし

 

今更だけど

反省?後悔?

している様子だったので

 

弟と二人

黙ってその話を聴いてましたけどね

 

そんな経緯もあって

 

高校生になってからは

意識的に父と距離を置くようになりました

 

私だってオトシゴロでしたしね

 

勉強は殆どしなくなって

成績は下降線をたどり

 

夏休みも冬休みも

補習を受けるために

私は学校へ通いました

 

吹奏楽部のタグチさんに

今日は会えるかな

 

なんて淡い期待があったし

 

補習を受けに行くことは

寧ろ楽しみだったりしました

 

放課後は

ベースばっか弾いている

そんな高校生活

 

ベースを買ったのは

中学二年のときでした

 

中学生にとっては

そこそこ大きな買い物なので

 

購入するには

親の承諾が要ります

 

「ベース買っても良い?」

 

私は恐る恐る

父に訊きましたが

 

あっさり許可が下りました

 

コレは

「自称間違わない男」の父が

 

重大な判断ミスを犯した

最初の出来事です( *´艸`)

 

不良ではなかったけれど

ちょっと惡さもしてみたい

 

そんな高校時代


門限が21時だった私は

その時間帯は家に居て

 

親が眠る午前0時を過ぎた頃

活動を開始するのです

 

こっそり家を抜け出し

友だちの部屋でギターを弾いたり

 

おしゃべりをする毎日が

続いた時期があります

 

そんなある日の

深夜2~3時頃ですね

 

自転車に乗り帰宅中の私は

 

自宅の目の前で

覆面パトカーの私服警官に捕まります

 

非常にヤバい状況です

 

今ここで持ち物検査されたら

 

Gジャンのポケットに忍ばせた

煙草が見つかってしまう

 

職質され調書を取られていると

二階の窓の灯りが点きました

 

更にヤバい状況です(;゚Д゚)


誰かが階段を駆け下りてくる音が

聞こえて来る(ような氣がした)

 

玄関の扉がガラッと開き

 

父が私めがけて猛ダッシュ

 

そのまま右ストレートを食らい

目から星が飛び散った

 

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突然の出来事に

警察官は大慌て

 

「お父さん、もういいですから!」

 

そのまま退散・終結と相成りましたが

 

あれで持ち検までされていたら

確実に停学になっていたころでした

 

めちゃくちゃ痛かったけれど

 

私はこうして

父に救われたのでした

 

つづく。