さよならはいわない。

i will never say good-bye,my love

星はワルツ踊り

こ1時間ほど

はてブtwitterを巡っていたのですが

 

目ぼしいネタが

見つかりませんでしたので

 

本日もまた

アレに手を出すことにします

 

今週のお題「バレンタインデー」

 

f:id:nozomyu:20180209123614j:plain

 

これは色々と書けそうなお題だな

 

そうですね

私が知り得る限りでは

 

「自分はモテたんだぞ」感を前面に出して

過去のバレンタインエピソードを語り出す人

 

そうゆう人は

したことないです

 

本当にモテた奴は

いちいちそんな話をしない

 

うちの弟ですよ

 

小学生時代の彼は

もう爆発的にモテていた…

 

あいつが

5年生のときだったと思うけど

 

バレンタインデーの放課後

 

あまりにも玄関のベルが

鳴り止まないもんだから

 

何事かと思って

2階の窓から外の様子を見てみると

 

『クラス全員で来たのか!?』

 

そんな風に驚くほどの

女子の行列が出来てました

 

あいつはあの頃

学校中で一番モテたのではないだろうか?

 

そんな弟は翌年

小学校の児童会長になってましたね

 

 

その日の夕食後

弟は私に云ったんです

 

「チョコばっかり、こんなにいっぱい食べられないから、少しあげるよ」

 

と…

 

私は複雑な氣持ちになりましたが

 

弟に他意はなさそうだし

食べものに罪はないので

 

美味しく戴きましたけど

 

いつか絶対にその台詞を、そのままお前に還してやる

 

復讐心にも似た決意を

この胸に抱きましたね

 

 

一方の私はと云うと

まったくモテませんでした

 

ですので

 

最初に貰ったバレンタインチョコの思い出

未だに鮮明に憶えてます

 

6年生のとき

私、学級委員だったんですけど

 

副委員長が男女一人づつ居て

その三人とも

割と近所に住んでいました

 

で、バレンタインの日に

男子の副委員(リキ)が家に来て

 

「これカズエ(女子の副委員)から」

と云ってチョコを渡してくれました

 

箱を開けてみると

何故かチョコは半分しか入っておらず

 

それがちょっと

謎だったのですが

 

私はカズエのことを

別に好きではなかったけど

(好きな女子が他に居たので)

 

生まれて初めて

バレンタインの日に

 

チョコレートを貰えたことが

何より嬉しくて

 

結局そのチョコは

勿体なくて食べられませんでした

 

食べずに箱ごと

記念に飾って置いたのです 

 

そして、その翌日

箱の中身が半分だった謎が解けます

 

それは

副委員長のカズエが

 

同じく

副委員長のリキと

委員長の私に

 

一箱でシェアさせる

 

その意図で用意した

義理チョコだったためでした

 

「二人で分けな」

 

そうカズエから託されたリキが

 

丁寧に包装を開け

綺麗に箱から半分抜いて戻し

私に届けた

 

というのが真相だったのです

 

そんな

 

なんとも不遇で不憫な

バレンタインデーのお話でした。