今日は先ず初めに
コチラの動画をご覧戴きたい
X(エックス)のメジャー1stシングル
紅(のカバー)である
私はXを
メジャーデビューと同時に
リアルタイムで聴き始めた
高校三年生になった春かな
既にベーシストだった私は
その時点で8割9割がた
卒業したら
東京でバンドやると決めていた
Xが登場する前に
よくコピーしたのは
なんだけど
各バンドのベースパートを
ざっくり比較して説明する
曲のテンポが速めで
左手の運指がシンプル
レッズは
テンポはBOØWYほど速くない
運指はBOØWYよりも少し複雑
BOØWYよりもテンポが速く
運指はレッズより複雑
大体こんな感じで
Xに関しては
ZIGGYよりもずっとテンポが速くて
ZIGGYよりも運指ももっと複雑
Xってのは
まぁ所謂
ヘヴィメタルのジャンルですからね
Xも好きだったけれど
ZIGGYみたいなハードロックバンドが
自分では演りたかったんです
Xのメジャー1stアルバム
ブルーブラッドが発売されてから
少しすると
バンドスコアも発売されました
そちらも購入してみましたが
ベースパートは
演奏の難易度が高いという観点から
簡略化して採譜されていたんですよね
16分音符が8分音符になっていたりとか
で
そのまた後に
BANDやろうぜっていう雑誌の
(GIGSだったかな?)
Xの特集号を買ったのですが
そこに
紅のスコアが掲載されてました
こちらは
前出のものよりも
オリジナルに忠実な採譜で
フレーズがどこも
端折られてはいなかったのですが
それが故に
逆に、弾けないぞと…
私はXのコピーを
断念したのです
先ほども話したとおり
自身がどうしても
演りたい音楽ではなかったのでね
そこから30何年以上経っても
Xのブルーブラッドが
日本一のアルバムで在ることに
変わりはありませんでしたけど
時を超えて
あの子どもたちが奏でる
紅をこの目と耳にしたとき
忘れていた
胸の奥の血が滾りました
だってあの子たちって
文字通り
心底"音"を"楽"しんでる
《自分には出来ない》という
概念自体が無いような氣がしたんです
ちゃんと大人用の
レギュラースケールの楽器を
あの小さな手で
身体で弾いていますからね
だから私も
もう一度
Xにチャレンジすることにしました
メルカリでスコアを買って…
当時物なので
少し割高だったけれど
ただ今
練習中です
誰に見せたり
聴かせたりする予定はないけれどね
これが私の
ずっとずっと先延ばしのままでいた
夏の宿題です。