私は運動音痴ですが
北海道の生まれなので
ウィンタースポーツは身近なものでした
このまま今すぐ
スケートリンクに連れて行かれても
筋肉痛にはなるでしょうが
転ばずに滑れるレベルではある筈
そんな背景があって
オリンピックと云えば
夏季よりも冬季のほうの印象が強いです
今大会は女子スピードスケート競技でも
日本人選手が大活躍している様子ですね
私の弟は
小学生時代から
スピードスケートの選手で
結婚式の仲人が
女子スピードスケートのパイオニア
橋本聖子さんだったりします
他にも
オリンピック出場後に競輪選手へと転身した
武田豊樹(同級生の弟)などと
密な関わりがあったようですが
私にとっては
よく知らない人たちなので
彼ら彼女らへの言及は避けますけど
…この話は確か
はてブでしていなかったと思うので
本日はスケートにまつわる
家族とのエピソード話でも
小学生の弟が
スケートで芽が出始めた頃
私は中学生でしたが
そのときの
両親の弟への入れ込みようが
まー半端なかった
私の生まれ育った町では
小学校・中学校と
冬の体育の授業はスケートでした
学校のグラウンドに水を撒いて
一晩寝かしたなら
翌朝にはスケートリンクの出来上がり
これが冬場の当たり前の風景なので
街の靴屋さんには
フツーにスケート靴が置いてあります
小学生は伸び盛りですから
競技仕様の高級スケートシューズでも
シーズンごとの買い換えが必要です
自宅でのメンテナンス用品も
相当な品数を取り揃えてました
父親は
刃の研ぎ方ひとつにも
8の字式が良いのか
V字式が良いのか
日々研究を重ねており
母親は
弟だけに特別な食事を用意したり
当時はまだ
高級家電製品だったビデオデッキ
私がいくら頼んでも
導入されることはなかったけど
弟の大会の様子が
VHSテープで視聴が可能となると
即時購入に踏み切り
冬の間は殆ど
弟を中心に一家は動いていました
アスリートと程遠い私は
明らかな待遇の差を感じていた時期でしたね
ちょっとこの頃は
弟のスケート以外の話題を
両親の前では振れなかった・・・
だけれども
先に述べた通り
中学校の冬の体育も
スケートなんです
中学生だって
まだまだ身体は成長しますよね
2年生の時点で
既に窮屈だったので
3年生になったら
私が授業で使うスケート靴の
サイズが完全に合わなくなります
そしてまた冬が来た
今年は去年以上に
弟のための出費が嵩んでいる様子
家族に氣遣うあまり
私には新しいスケート靴が必要なこと
遂に云い出すことが出来ませんでした
その結果
私が中学3年生のとき
冬の体育の授業は
「体調不良」ということで
一度も参加せず
ひとり教室で過ごしました
『刃がなければリングシューズみたいでカッコイイ』
…そうプロレスファンの兄は思っていた
なんつって
本当は
極度の末端冷え性の私は
真冬の知床に於いて
屋外で長時間過ごすことが
厳しかっただけなんですけどね。