タイトルでピンと来た方も
いらっしゃるかと思いますが
【power hall】とは
インストゥルメンタルの曲で
歌詞はありません
なのですが
今日の記事のタイトルは
これ以外ありえないのです
では三部作ラスト
渾身の記事をお届けしましょう
昭和プロレス衝撃の事件簿
-第一位-
1984.2.3
藤波辰巳vs長州力
☟是非こちらを聴きがなら、お読み進めください
《青コーナーより
長州力選手の入場です》
真冬の札幌中島体育センター
田中リングアナの声が響くと同時に
長州力の入場曲
パワーホールが流れ始めます
この日はタイトルマッチで
藤波辰巳との一騎打ち
長州と藤波は
ライバル関係にあり
それまでに何度も戦って来ました
その度に毎回毎回
素晴らしい試合を展開するので
両者の戦いは
「名勝負数え歌」
そう謳われ称賛されておりました
二人がライバル関係に至った経緯は
今回割愛させて戴きますが
長州が初めて
藤波から3カウントを奪う
ピンフォール勝ちを収めた際
試合終了と同時に駆け寄って来た
セコンドのマサ斉藤と
抱き合って喜ぶシーンは
私が観たプロレスの中で
もっとも感動を呼ぶものでした
今思い出しても
胸や目頭が熱くなります
長州と藤波は良きライバル
お互い憎しみ合ってる訳ではなく
クリーンなファイトで勝負します
今週はまた
そんな二人の試合が観られる
少年のぞみューは
1人TVの前で
そのときを待ちます
何故でしょう
この日の長州選手
なかなかリングに登場しません
控え室からリングまでの
花道が映し出されますが
何だかざわついています
観客とのトラブルでしょうか?
依然場内に
パワーホールは鳴り続けます
あれ
花道に、長州ではなく
藤原喜明?
その姿が見えたような…
まだ長州本人は現れないけど
長州陣営のアニマル浜口が
リングに上がり
マイクを手に怒鳴っています
けど
何云ってのるか聞き取れない
全っ然わかんねーよ
どうなってるの?
なにがあったの?
あ!
やっと長州の姿が…
って
なにコレ!?
血まみれじゃん!!
長州はどうやら
入場の際に待ち伏せされ
凶器で襲撃されていたようです
おそらく
藤原喜明による犯行だ
まだ試合が始まる前なのに
初めから長州がこんな状態
協議の末
この日のタイトルマッチは
「中止」と告げられる
とっても楽しみで
一週間心待ちにしてたのに
台無しじゃねーか!!
会場からは鳴り止まない
「金返せ!」コールの大合唱
そりゃそうだ
どんな理由があったにせよ
非常に憤りを感じる事件だ
これだけは本当に許せなかった
TVの前で
あんな氣持ちにさせられたこと
俺は忘れない
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長州力とは
私にとっての初めての憧れの人でした
今回この記事を書くにあたって
我が家に大切にしまってある
あの家宝のことを
思い出しましたよ
☝坂戸の焼肉店で長州本人に戴いた直筆サイン色紙です
本日も最後までお付き合い戴き
ありがとうございました。