全国三千万のプロレスファンの皆さま
こんばんは
闘いのワンダーランドへようこそ!
本日は昨日の続編をお送り致します
昭和プロレス衝撃の事件簿
-第二位-
1983.7.7
タイガーマスクvs寺西勇
この日はタイトルマッチ
(タイガーの防衛戦)でしたが
対戦カードを一目見ただけで
結果は明白です
寺西勇…
"和製エドワードカーペンティア"ですね
カーペンティアって誰?って感じですが
「哀愁のオールバック」
なんて呼ばれてもいましたが
レスラーにこんな異名を付けるとは
惡意を感じますね
演歌歌手じゃあるまいし
私のプロレス熱は
その後
BOØWYを筆頭とする
ロックに取って代わられる訳ですが
氷室京介の本名が
寺西修だと知ったときは
白いショートタイツ姿の
寺西勇の画が浮かんでしまったものです
一方
爆発的人氣を誇る
"初代"タイガーマスク
その正体は一体誰か
当時の小学生はみな
佐山聡?
そう答えたでしょう
重要なのは"?"←ココ
だって誰も
マスクを脱いだ状態の
素顔のタイガーマスクに
会ったことはないのだから
タイガーの好敵手といえば
デビュー戦より因縁の
ダイナマイトキッドだったり
模倣覆面のレスラー
ブラックタイガーなどが挙げられますが
やっぱり一番のライヴァルは
この人でしょう
タイガーvs小林戦は
一瞬たりとも目が離せず
ドキドキ感が半端ありません
何故ならば
小林邦昭は
ことあるごとに
タイガーの覆面を
剥がそうとするからです
小林がタイガーの
マスクに手をかけた瞬間
会場は
歓喜にも似た
悲鳴に包まれます
番組の視聴率も
急上昇したことでしょう
だって
タイガーマスクの正体は
佐山聡?
だからね
小林邦昭の行為は
非道いことである
わかるんだけど
隠れているものを
確認したい氣持ち
誰にでもあるじゃないですか?
マスクマンにとって
マスクは命
ちょっと
虎のきもちになって
考えてみましたよ
究極
公衆の面前で
覆面レスラーである自分が
マスクとぱんつを
同時に脱がされそうになったら・・・
きっと下腹部ではなく
両手で顔を覆うのではなかろうか?
話しを戻して
この日の対戦相手は
小林ではなく寺西です
大方の予想通り
タイガーが勝利し
タイトルの防衛に成功します
ですがタイガーは
試合中に脚を痛めてしまい
試合終了後も
すぐに立ち上がることは出来ずにいました
寺西と小林は
同じ維新軍団の仲間で
この日の小林は
寺西の試合の様子を
客席で観戦していたのですが
タイガーが試合途中
リング下に落ちたとき
ちょっかい出したりして
ちょっと揉めてたんですよ
そして試合終了直後
小林はリングに上がって来ます
試合のダメージで動けないタイガーを
小林はリングの中央へと投げつけて
アレがまた
始まります!
この日のマスク破りは
まー容赦なくて
一緒にTVを観ていた
私の母もドン引きするほどに
虎の仮面の中身が
ぜんぶ丸出しに!!
この一部始終
全国に生中継されているため
TV局側も空氣を読んでか
マスクの中から
素顔が顕われたと同時に
直接顔が映らないような
カメラアングルに切り替わりました
混沌の最中
リング上に投げ込まれた
一枚の新品のマスク
レフェリーがキャッチして
それをリレーし
タイガーはそれを被り
危機を免れます
そのマスクが
今まで見たことのない
左右で色が違う
カッコイイやつだったんですけど
それ
様子を見かねたセコンドが
タイガーの控え室から
予備のやつを取って来たのだなと
そんな風に
私の目には映りましたが
実はその代替マスク
タイガーファンの少年が
応援用として
試合会場に持参していた私物で
タイガーがピンチとみるや
とっさに投げたものだった…
と
後日談として聞きました
が
そんな美談
どうせ作り話だろうって感じで
信じてなかったんですけど
どうやらそれが
実話だったこと
ここ数年で知りました☟
ついでに
こんなT-シャツが発売されていたことも☟
やっぱり今日も
熱く語ってしまいましたねー(~_~;)
規定の文字数という都合上
放送終了時刻が迫って参りましたので
第一位は
また次回お送りいたします
それではみなさま
ごきげんよう、さようなら。