ご飯を炊いておくのを忘れていて
仕事帰りにほっともっとに寄りました
今は【のり弁】を推しているのかな?
税込み300円の破格で提供という
店内チラシが目に飛び込んだので
それ注文して
お会計を済ませたと同時に
「お時間20分ほど戴きますが宜しいですか?」
いや、もうお金払っちゃったし
キャンセルするのもあれなので
「はい」と同意し
小さく頷いた訳ですが
のり弁10個売れても
3000円にしかならいし
商売としては大変だよなー
なんて余計な心配しつつ
食卓で袋から取り出してみると
パックに付属していた調味料が
何故かソースでした…
冷蔵庫にあった醤油と差し替え
のり弁を頬張っていると
のりPのことを思い出しました
のりPとは
20代前半のころ
勤務先のカラオケ店で知り合い
付き合うこととなった元恋人です
因みにchara似
※画像はイメージです
chara…ではなくのりPは
V系が大好きで
sakuraが居た
売れ始めの頃のラルクもよく聴いていました
当時は「ごっつええ感じ」が放送されていたのですが
その中のコントの
「トカゲのおっさん」ってのが
まぁちょっと哀しい物語なんですよ
で、一緒にTVを観ていて
「トカゲのおっさん、切ないよな…」
私がそう呟いただけで
「ラルクの歌のほうが切ない!」
彼女はマジギレしました
のりPはことあるごとに
私をdisって来ます
「洋服がダサイ」
「ファッションセンスゼロだね」
とか
「顔が丸いんだよ輪郭が全然シャープじゃない」
「笑顔が不細工だから笑うな」
とか
主に私の見た目に対して
相当辛辣な意見をぶつけて来るのです
…こんな風に
今綴ってみても
相当酷い事云われてますね
書いていて少しだけ
悲しくなって参りました 笑
そんなのりPがある日
毛抜きを買って来るようにと
私に命じました
その指示に従い
ドラッグストアで購入した
資生堂の毛抜きを手渡すと
「そんな眉毛してたら武道館に行けない!」
「行けない」というのは
『武道館でライヴを行えるクラスの
バンドマンにはなれない』という意味で
徐に私の眉毛を抜き始めました
あまりの激痛に
ものの3本でタップ(ギブアップ)した私に
妥協案が出されます
「きれいなおねえさんは、好きですか。」
っていうCMあったじゃないですか?
あのフェリエを使って
抜くのではなく剃って整えようって話になりました
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「アムラー」なんて言葉も流行ってた時代なので
私の眉毛はものの見事に
本来の1/3ほどの細さになりました
こうして変貌を遂げた私でしたが
久しぶりに再会した友人には
「顔が更にうすくなった」なんて云われるし
カラオケ屋のバイト連中には
「のんちゃん(のりP)と付き合った男は
みんな眉毛が細くなるんだよねー( *´艸`)」
なんて揶揄れるし
内緒で付き合ってた筈なのに
バレバレでしたね
まぁでも
これがいつか習慣になり
現在も定期的に
眉毛は軽く整えるし
バンドマンにとって
美意識や清潔感も大事だということを
彼女から学べました
万が一どこかで
のりPに再会することがあったとしても
もう「ダサイ」とは云われないと思います
だけどこれからも
のり弁を食べる度に
思い出すのはちょっとイヤだな。