眠りにおちたmidnight"3"o'clock
耳元でモスキート音
そんな筈はない
右の拳が腫れている
氣のせいじゃない
何で部屋に蚊が居るんだよ…
季節を先取りし
蚊取りマットを焚く午前三時
昨日ちょっと刺激物について語ったけど
その中の一つの
【蒙古タンメン中本】
激辛ラーメンが売りの
都内を中心に10数店舗を展開する人氣店だ
その中本が
遂に
この埼玉県は川越の地にも
オープンするらしい
俺はもう7~8年中本に通ってるけど
いま住んでるとこの最寄り駅が
西武新宿線の終点で
急行に乗っても、新宿まで1時間くらい掛かるのね
それをわざわざ休日に
電車を乗り継いで都内まで食べに行くっていう
今は月2~3回に落ち着いたけど
以前は週2回以上
月10日ほど通っていた時期もあった
元々激辛フードが好きだった訳ではなく
ラーメンそのものに嵌っていたのが事の始まり
ここ川越の街は
結構なラーメン激戦区だったりするので
いつも行列が出来てる
家のすぐ近所の店が氣になり
興味本位でそこに並んで食べてみた
今はもうないけど
笑堂って店と三四郎って店で
それが美味過ぎて
もう毎日の様に通い続けてたら
1年で5㌔㌘も肥ってしまった 汗
人生で唯一
お腹の肉が掴めたという黒歴史
俺はその後、一生太らない身体を手に入れたので
そこに関しては、もう大丈夫なんだけど
で、市内だけでは飽き足らず
ラーメン王監修の
ラーメンウォーカーみたいな本まで買って
暇さえあれば
美味いラーメン求めて
都内を探索する日々
そんな折のある夏
本来目当てだったラーメン屋の行列の長さに戦意喪失し
そのすぐ先に見えた赤い看板の店にエスケープしたのが
中本とのファーストコンタクト
そんでいきなり
level.7の唐辛子マーク付いたメニュー頼んじゃって
それ食べ終えるまで30分以上を要した
食べてるうちにもう口の中で
辛いのか熱いのか感覚が分からなくなるし
食後数時間経てば
経験したことないほど激しい
腹痛に襲われるし
『もう二度とこんなもん喰わねー!』
確かにそう思った
けどこれが
不思議とまた
食べたくなっちゃうんだな
自分にはきっと
食べられる日は来ないだろうと思っていた
辛さの最高峰
【北極ラーメン】
月に1回程度
3ヵ月も通えば食べられるようになっていた
更にはその北極ラーメンを
辛さ二倍にアップして食べてたこともある
う~ん、人体って神秘的
そんな店が
こんな近くに出来ちゃうだなんて
誘惑との闘いだね
食べに行くのは週一回までと誓おう
実は
昨日会社の帰り道
久々に同期入社の奴と一緒になり
そこでラーメン屋の話題になって
「川越にも中本出来れば良いのに」
なんて話してた矢先で
夜になってこの新店情報が上がったんだけどさ
俺はずっと前から
このこと云い続けてて
結果として
その念願叶ったってことになるけど
こんな風にでも
自分の願いを口にするのって
良いことなのかも知れないね。