さよならはいわない。

i will never say good-bye,my love

まだまだ世界は終わらない

金曜日

 

いつもの如く

東上線を使わず

西武線で帰って来てみると

 

駅構内のコージーコーナーも

駅ビルの入り口も

既にシャッターが下りていた

 

まるで

終電車で辿り着いたかの感覚に陥ったが

 

只今の時刻は

まだ夜の8時半すぎ

 

思えば

乗車駅の高田馬場のホームにある

キオスク(トモニー)もそうだった

 

停めてある自転車を取りに行くため

繁華街へと抜けると

 

その通りに対して

半数近くを占めていると思わしき

多様に彩られた

飲食店や居酒屋の数々

 

華のフライデーナイトにも拘わらず

 

殆どの軒先の

暖簾は下りていなかった

 

また

開いているお店からも

 

今夜は

笑い声が漏れ聴こえて来ない

 

閉塞感

世紀末感

 

311後の既視感

そこに近い部分もあるが

 

何かしらのイベントを立ち上げて

煥発することも出来ないという点が

大きく違っている

 

感謝の対義語は当たり前

 

ある若者が云ってたけれど

 

当たり前の中に感謝がある

 

私はそう考える

 

ありがたいことに

 

私はそれまでと変わらない

生活を送り続けている

 

寧ろ朝の電車は空いおり

それに伴い遅延も消えた

 

アノお店でも

並ばずに食べられるし

 

毎週満席となる特急電車の

通路側の指定席に

今週は誰も座って来ない

 

仕事に関しては…

前週・前々週よりも

忙しくなっている

 

この世界の

事象は事象でしかなく

 

そこに意味を持たせるのは

我々人類だけなのであろう

 

元より私の休日の過ごし方は

混雑の少ない時間帯での活動だったし

 

そもそもインドア人間だから

 

バンドのリハーサルや

誰かと会う用がない限り

自宅にひきこもっていることが殆ど

 

だけれど

 

家から出ない

人に会わない

 

 

家から出られない

人に会えない

 

では

 

その行為は同じようであり

決定的に違うものなのだな

 

自由の中に不自由はあり

不自由の中に自由はある

 

なんて

ちょっと哲学的なこと云ってみたw

 

土曜日の朝

 

マスクのお裾分けと保存食の入った

小包みが届いた

 

そうなんだよね

 

一枚の使い捨てマスクを

こんなに大事に使う日々が訪れるだなんて

夢にも思わなかった

 

私は最小限の備蓄しかしないので

物質的な何かを

誰かに分けてあげることは出来ないけれど

 

せめて目障り耳障りな言葉

それらを遣わないことは出来る

 

パーソナルサイズの加湿器であろうと

スイッチを入れれば

 

その周りの人も

少しは潤うよね

 

そういう存在で

私はありたい

 


嵐 - A・RA・SHI [Official Music Video]

初期の嵐の曲は

ベースラインがカッコイイんだよね

 

 

自分に今

何が出来るか分からないけれど

 

今日ここのタイトルくらいは

 

前向きと思えるような

そんな歌詞を選んでつけた。