紫の世界の友だちとお喋りしていたら
遠い昔の記憶に辿り着いたので
30年くらい前のこと思い出しながら
ちょっと書いてみます
私が初めてbassを手にしたのは
中学二年の冬休み
新聞配達して貯めたお金と
お年玉を足して
アリアプロⅡという
国産ブランドの黒いベースを
アンプやらシールドやらストラップなどが付いた
お得な初心者用10点セットみたいな感じで
5万円くらいで購入しました
私の故郷は
超が付くド田舎でして
楽器店(兼レコード店)は
街に一軒しかなく
そこで買うには
あまりに選択肢が少なく
雑誌に載っていた
通信販売のお店のカタログを取り寄せて
本当に穴が開く程
毎日毎日何時間も
飽きもせず
隅から隅まで眺めていました
…確か表紙が
イングヴェイ・マルムスティーンで
その顔に
デーモン小暮風メイクの落書きをしたなw
そんな中
どっちにしようか
最後まで迷ったベースが
もう一本あって
紫の友だちは
そっちのベースを使っていたと聴いて
もうそこから
色んな情景が
湧いて出て来ました
そのきっかけとなった
思い出のベースはコチラ
当時大人気だった
YAMAHAのMOTION_B
コレめっちゃ欲しかったー!
ベースってギターに比べると
ネック(竿の部分)が長くて
手が小さい人だと
指が届きづらいがために
少し弾きにくかったりするのですが
それを解消するべく
ミディアムスケールという
通常よりも短いネックを採用した
画期的なベースなのです
国内のミュージシャンモデルなんかには
更に短い
ショートスケールなんてのもありますが
このモデルの仕様は
これからベースを始める者にとって
その世界へと
歓迎されているかのような
やさしさを感じるものでした
先ほど
「当時大人気だった」
と云いましたが
このモデルを愛用していた
有名ミュージシャンの方も多いので
MOTION-Bの代表選手を
ちょとだけ紹介しますね
先ずはこの人
伝説のグループ
TOKIO前夜の
ジャニーズのバンドです
ロックは
静かに流れます
続いてはこの人
このイケメンベーシストは誰?
そうです
今やバラエティ番組の顔とも云える存在
若き日の
坂上忍さんです
ポニーテールは
振り向かんぞよ
そして
最後はやっぱり
MOTION-Bと云えば
この人でしょう
C-C-Bのリーダー
ヒデキこと渡辺英樹さん
この写真は初めて見ましたけど
ライヴのリハっぽいですよね
この一枚を
ひと目見ただけで
ヒデキのベースへの愛情みたいなものが
伝わって来ました
私が初めてのベースを
MOTION-Bにしようか
ずっと悩んでいたのは
きっと
この人への憧れから
なんだろうと思います
髪型に関しては
もみあげのカタチまで
真似してたけどね。